参考書籍:交通事故!遭ったらすぐに役立つ本  │  加害者・被害者のための交通事故完全対応マニュアル新版

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被害者として困った - 対物

相手の方が、任意保険に加入していないと聞きましたが、今後どうすれば良いのでしょうか。
  1. 警察に事故の届けをしている事。この届けにより相手の住所氏名、事故の発生日時場所の特定、事故車両の確認、保険加入の有無、事故状況などが確認できます。
  2. 相手方が、任意保険未加入であれば、当然、過失割合の問題、事故車両の修理金額の問題などが出てくることを頭に入れておきます。
  3. また、こちら側として任意保険に加入していれば、当然、自分の契約している保険会社に事故報告致します。
  4. 自分の保険会社は、事故の相手方に連絡し事故状況を確認の上、当然、過失割合の交渉を行います。また、それと平行して相手事故車両の損害箇所の確認、修理金額の協定をも行います。
  5. ここで相手方が、もし保険加入していれば、当然、相手方の保険会社が同じことを行います。保険未加入であれば、過失割合については、自分の保険会社から提示されますが、自車の損害箇所の確認、修理金額の協定については、自分で修理工場に搬入して修理見積を取ることになります。この取った見積金額が、協定金額となります。従って、修理金額の確認、過失割合の決定後、修理金額にお互いの割合分を乗じて保険金確定となります。よって、過失割合の話し合いが長びく場合には、互いの車の修理に取り掛かれないケースも度々出て来ます。
  6. もし車両保険に加入していれば、自分の保険会社が損害箇所の確認や修理金額の協定を行うので、過失割合の交渉が長びく場合などでも早期に修理にかかることができます。
  7. 保険会社の介入しない修理箇所の確認や修理金額の算出には、後日トラブルが発生した場合の資料として修理箇所の写真、修理見積書、修理後支払領収書などを保管しておくと良いでしょう。

執筆者:サイト総合保険事務所

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