1. 追突事故の場合、過失的に見て自車側が100％、相手車0となるのが、通常です。よって、相手に対して対人対物賠償の責任を負うことになります。但し、このケースは、任意保険未加入ですので、物損については、自費により賠償することになります。また、相手方のけがについては、自賠責保険により賠償支払いができます。
2. この事故により、運転者を含めて友人2名がけがを負ったということですが、運転者については、加害者として相手側からの賠償を受けるのは、難しいでしょう。
   しかし、同乗者の2名については、いわゆる好意同乗者ですが、任意保険の適用に関しては、各保険会社によって減額の対象になる場合など判断がさまざまに分かれるようですが、自賠責保険については、一般的に好意同乗者は、同法第3条によるところ、保護すべき他人であると認めているようです。よって、運転者との人的関係、同乗の目的、経緯，態様などを調査のうえ、友人2名のけがについて治療費など自賠責保険に請求できると思料します。
3. もし、同乗の友人2名ともに、自己所有している車に人身傷害保険が担保されている場合、自賠責保険に請求するまでもなく、先行して治療費など保険会社から受け取ることができます。

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