1. 現場の状況にもよると思われます。事故が発生した場合、警察官に届け出る義務があります。しかし、ごく軽微な損害であり、容易に話し合いが付く場合、免許証や車検証などで本人確認、車両の所有者確認ができるのであれば事故届け出の省略もあり得るでしょう。
2. 但し、後日、打撲や頚椎捻挫など人身事故に変更する場合、修理費の支払問題や過失割合の交渉が必要となる事案などは、当事者間にて緊急を要する以外、極力現場において警察官に事故届け出をするべきであると思料致します。すなわち、事故届け出を省略する事によって予想される事は、相手側確認と車両所有者確認が可能であり、容易に賠償支払いの約束が出来たとしても、後日、任意保険が未加入であり支払能力に欠けるなどの理由によって紛争に発展し調停や裁判と移行する際、この損害が何時、何処で発生したものか立証する事故証明書の取得ができない為、事故と損害の因果関係の立証が困難となり、さらには、事故状況を表す証拠となる検分調書など何も無いと言う事であれば、被害者にとって大きな不利益を被る恐れがあるからです。

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