参考書籍:交通事故!遭ったらすぐに役立つ本  │  加害者・被害者のための交通事故完全対応マニュアル新版

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保険会社の対応に困った

私が、任意保険に未加入でした。相手の方の保険会社から連絡が入り、専門用語を長々と聞かされ、全く判りませんでした。この場合、どのようにすれば良いのでしょうか。
  1. 交通事故が発生致しますと直接、損害賠償事案となります。また、当事者間においては、刑事責任、行政上の処分、民事責任、道徳上の責任が同時に発生いたしますので、この処理に当り、通常使われない言葉や用語を耳にする事となります。現在は、情報化時代となりパソコンなどインターネット経由であらゆる情報が引き出せる時代ですが、一旦、交通事故の当事者になってみると情報と現実との格差をまざまざと肌で感じる事になるでしょう。
    示談、過失相殺、損害賠償、不法行為責任など一般的、日常的には、ほとんど使われない用語ですが、交通事故の当事者になった場合は、いやでも耳にする言葉です。特に、示談交渉において保険会社の担当者とのやり取りの中で、必ず電話や文書内で使用されるものと覚悟しておかなければなりません。どうしても疑問や不信感を抱くものについては、納得のいくまで質問する事が良いでしょう。
  2. 質問や説明を受けるには、直接面接する事です。電話や文書、Eメールなど通信方法は多数ありますが、面接する事によって、その担当者が何を伝えるのか肌で感じる事が出来ると同時に、その担当者の姿勢も理解できるものと思料致します。
  3. それでも疑問や不信感を拭えない場合、第三者に相談する事や示談交渉を依頼する事も良い方法であると思料します。
    (交通事故相談)
    保険事務所、市区町村窓口による交通事故相談所、行政書士事務所、司法書士事務所、弁護士事務所、各県弁護士会など身近に相談できる場所が多数ありますので活用する事によって不安や疑問等取り除くことができると思料致します。
    (示談交渉)
    弁護士事務所、各県弁護士会、日弁連交通事故相談センター
    交通事故に詳しい弁護士をインターネットから問い合わせる事や各県弁護士会から紹介してもらう事もできます。報酬を目的とした示談交渉は、弁護士の専管事項ですので依頼することが最良ですが、時として弁護士費用と得られる損害賠償額のバランスで費用倒れとなる事案も発生しますので有効な判断をするべきだと思料致します。。

執筆者:サイト総合保険事務所

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